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■童楽寺ホーム【卒業生レポート】

2022/04/11

  • ファミリーホーム 童楽寺ホーム
  • 童楽寺コラム

■【童楽寺ホーム卒業生レポート】

「祝」専門学校卒業、そして就職~「幼少期から抱いた夢、それは保育士でした」

■童楽寺卒業生【Mさん】(23)

■【童楽寺ホーム在籍期間】平成27年8月~平成30年3月

■Mさんは、童楽寺ホームで2年半の生活を共にしながら、伊都中央高校を卒業。東京2020オリンピック、スケートボード競技で、見事に金メダリストに輝いた四十住さくら選手(岩出市)の先輩になります。Mさんは、オリンピックの熱が冷めやらぬお盆、童楽寺ホームに帰省してくれました。四十住選手との思い出話で盛り上がりながら、近況を語ってくれました。

幼少期から保育士を夢見たMさんでしたが、高校中退を余儀なくされ、夢を諦めかけました。壮絶なる家庭の事情により、児童相談所に保護され、再び将来の夢を叶えるチャンスが舞い込んできました。

高校卒業後は、新天地である大阪教育福祉専門学校で幼稚園教諭、保育士資格を見事に取得し、童楽寺ホームが日頃からお世話になっている児童発達支援センター(紀の川市)の就職試験に合格。Mさんが残してくれた手記を紹介いたします。

幼少期から抱いた夢、それは”保育士”でした。小学校、中学校、高校、全て一筋縄に学生生活を送れたわけではなく、ぶつかる壁も大きく、何度も行く手を阻まれました。自分の夢を最も応援して欲しい人に、夢を潰され、諦めた時に、私は保護されました。児童相談所、一時保護所、シェルター、里親、ファミリーホーム、児童養護に関わる膨大な方々から手を差し伸べていただき、自分の身体で目で耳で体験し、もう一度、保育士を目指そうと決意しました。

高校を3年間、専門学校を3年間、無事に資格取得。6年間、ずっと支援してくださったのが安武さんです。高校3年間では、長期休暇を利用し、できる限り保育に関わり、専門学校3年間では、幼稚園に勤務させていただきました。過去、そして、この6年間、どんな人生でも、ぶつかる壁は必ずある。それを自分自身で、どう乗り越えるかが今後の学びとして感じました。嫌なことから逃げたくなります。仕事に行きたくない。そう思うこともあります。でも、弱い自分に勝てる自分を育てることができれば、どこでも楽しく生きていけると感じました。現在、私は、児童福祉を学ぶべく、児童発達支援センターで勤務しています。まだまだ慣れず、ぶつかる壁ばかりですが、職場の方々に恵まれ、何とか一歩を踏み出せそうです。

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